ダークソウルやSEKIROでおなじみ「フロムソフトウェア」の最新作
ELDENRING(エルデンリング)
がついに発売されました。ダークソウルシリーズを基調とした戦闘システムに、フロム初となるオープンワールドの要素をプラスした本作。発売前から約束された神ゲーとして大きな話題を呼んでいました。
しかし、発売当初のSteamのレビューは賛否両論。ゲームの内容を評価する声は多いものの、販売価格の高さも相まって、プチ炎上的な騒ぎが巻き起こってしまいました。そこで本記事では
の3点を軸に、ELDENRINGのプチ炎上について解説していきます。
Steam版ELDENRINGは高い?
ELDENRINGのPC版はSteamで配信されています。そして、そんなエルデンリングの販売価格は驚異の9,240円。Steamで配信されているその他のAAAタイトルと比較しても、高額な部類のゲームと言えるでしょう。
「そんなわがまま言ったって、こればっかりはしょうがないんじゃないの?」と思われる方も多いと思います。しかし、PCゲーマーがこの販売価格に怒っているのには理由があるようです。
SteamのレビューやSNSで皆さんの意見を集めてみました
日本ユーザーの販売価格だけが異常に高い
実はSteamにおける販売価格は、各国によって異なります。例えばあるゲームがアメリカで約5000円で販売されていたとして、同じゲームがロシアでは3000円で販売されていたりすることも珍しくありません。
そうした事情を踏まえて話をエルデンリングに戻しますと、Steamにおけるエルデンリングの販売価格は、実は日本が世界で最も高く設定されています。
為替の影響を考慮しても、さすがにこの価格差はやりすぎでは?なんて思ってしまいます。日本のゲーマーからしてみればいい気はしませんよね。
足元見すぎだろ!
この件に関しては開発元のフロムソフトウェアではなく、販売元のバンナムに対する怒りの声が数多く見受けられました。
ELDENRINGを安く買う方法は?
それでは、そんなELDENRINGのPC版を安く買う方法は何かないのでしょうか。結論から申しますと、「あるにはあるっぽいけどあまりおすすめできない」という感じです。
まずPCゲームを安く買うといえばでおなじみのキーセラーですが、主要なストアではエルデンリングの取り扱いは今のところありません。
※キーセラーって何?と言う方はこちらの記事がおすすめです!
G2Aなどマーケットプレイス型のストアも一応探してみましたが、少なくとも筆者が確認した限りでは、日本でアクティベート可能なキーは一切流通しておりませんでした。
つらい
そんな中たどり着いたのがこちらの販売ページ。
Qoo10で販売されているSteam版エルデンリング、値段はなんと7,480円!
やった!ついに見つけた!と飛びついた筆者ですが、商品説明欄を良く確認した所以下のような記述が。
※2020年7月からsteamの規約によりストア国を変更する事ができなくなった為、ストア国がアルゼンチン、ロシアとトルコ以外の国になっている場合はプランB(新しいアカウントを渡す)しか対応できません。
お手数ですが、アカウント国をご確認ください。
アカウントにログインして右上のアカウント名をクリック→ アカウント詳細を選択→ 「ストア&購入履歴」カテゴリの中の国:をご確認ください。
引用:[Qoo10] ELDEN RING エルデンリング : テレビゲーム
要約すると「エルデンリングがライブラリに追加された海外国籍のSteamアカウントを7,480円で販売します」という事らしいです。なんともきな臭い…。
Steamの規約を調べたりしてみましたが、複数アカウントを所有することを明確に禁止する記述は見つけられませんでした。しかし、居住国を偽ったアカウントを作成することに関しては恐らく黒寄りのグレー。キーの出処もよくわからない以上、突然アカウントが停止されたり、プレイ権をはく奪される危険性も考えられます。
何より、1PCでSteamアカウントを複数管理するのは結構手間だと思います。試しに買ってみる勇気もなかったため実情は分かりませんが、約2,000円分の値引き額に対してリスクや手間が大きすぎる気がしました。
レビューが荒れてしまった原因は?
最後に、Steamストアのレビューが荒れてしまった原因についてですが、こちらはPC版の最適化不足を指摘する声が非常に多かったように思います。
フレームレートが安定しなかったり、無限ロードバグが発生したりなど、初期バージョンでは不具合の発生率が高いようです。筆者も早速エルデンリングのSteam版をプレイしてみましたが、フレームレートの不安定さについては確かに気になる場面が多かったです。無限ロードやクラッシュなどのバグには今のところ遭遇していませんが、報告例がいくつか挙がっている以上は何とも言えません。
シビアなアクションゲームなのに、画面がカクつくのは非常にもったいないです
その他にもウルトラワイドモニターに対応していない点など、PC版としての完成度を疑問視する声も散見されました。2022年発売のビッグタイトルですから、確かにその辺りも期待してしまいますよね。
一方でゲームの内容自体に対する酷評はかなり少なかった点も印象的でした。コンシューマー版のAmazonレビューを見ていると「難易度が高すぎる」「初見殺しが多すぎる」といった声がいくつか見られましたが、Steamにはそういったレビューはほとんどありませんでした。訓練されたPC版フロムゲーマー達にとって、高難易度や初見殺しこそが至高といったところでしょうか。
「ゲーム性には満足しつつもモヤっとした気持ちも拭えない」と言いたげな低評価レビューを数多く見て、やはり皆さん販売価格のせいでハードルが上がっているんだろうなと強く感じました。
「日本だけ値段釣りあげてるくせに~」「9,240円も払わせたくせに~」というイラ立ちをレビューにぶつけているんだろうなと思います。
気持ちは非常によくわかります。ゲーム自体は間違いなく最高。
まとめ
という訳で今回は、エルデンリングのプチ炎上騒動について解説させていただきました。本記事の内容をまとめるとこんな感じです。
高い金払ったんだからちゃんとしろよな、というごく単純なユーザーの怒りがレビューに現れてしまったのではないかと筆者は思いました。ゲーム自体は約束通りの神ゲーですので、全力でおすすめできます。フレームレートや価格の件が気になる方は、Steamのセールを待ちましょう。その頃にはアップデートで安定性も向上しているはずです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。この記事が皆様のゲームライフを豊かにする一助になれば幸いです。このほかにもゲームに関する情報を色々と発信しておりますので、チェックしていただけたらとても嬉しいです!
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