ついにゲームにも本格的にサブスクリプションの波が来ました。
サブスクリプションとは、簡単に言えば定額使いたい放題サービスのことです。月額を払うことでサービスを自由に使えるようになるアレです。NetflixやAmazon Primeなどが身近ですね。
そんなサブスクリプションサービスが、ついにゲーム業界にも本格的に導入され始めました。本記事では、ゲーマーを震撼させる定額ゲーム遊び放題サービス「Xbox Game Pass」(XBoxゲームパス)についてご紹介します。
Xbox Game Passとは?
冒頭でもご紹介した通り、Xbox Game Passとはゲームのサブスクリプションサービスです。
月額料金を支払うことで対象のゲームが好きなだけプレイ出来るサービスです。何タイトルやっても、何時間やっても料金は同じ。これぞゲーマーのオアシスです。
Game Passの料金プランは?
Xbox Game Passには、以下の3つの料金プランがあります。
- PC
- Console(コンソール)
- Ultimate
PC・コンソールは読んで字のごとく、PC=windows向け、コンソール=Xboxシリーズハード向けのプランです。月額料金はどちらも脅威の850円。年額に換算すると10,200円。
普段年間3本以上ゲームを買うという方なら、ゲームパスに登録することでゲーム代を節約できる可能性が高いと思います。
えー、正直買いです
Ultimateはこれら2つをミックスしたようなプレミアムなプランです。月額料金はPC・コンソールプランよりも少し高い1,100円。ただUltimateプランに加入すると、Xbox Live Goldプランが無料で付いてきます。
※Xbox Liveとは、コンシューマー機でマルチプレイをする際に加入が必要なサービスのこと。要するにPS Plusみたいなものです。
これだけで本来月額料金が842円するサービスですから、コンシューマー機を使用していてXbox Liveに加入している方なら、Game PassのUltimateプランに加入してしまった方が圧倒的にお得ですね。
ただXBOXを持っていないPCゲーマーにとって、Xbox Live Goldに加入するメリットは薄いと思いますので、シンプルにPCプランを利用するのがおすすめです。
Game Passの注意点
一見完璧に思えるGame Passですが、いくつか注意すべき点があります。(特にPCゲーマーの方!)
プランによって対応タイトルが違う
PC向け・コンソール向けプランによって、それぞれ対応しているタイトルが異なります。と言うより、コンソールプランにしか対応していないタイトルがいくつかあります。
この辺りは戦略や大人の事情的なものもあるのでしょうし、残念ながら仕方ない部分かなと思います。
そうは言ってもPCプランだけで100以上のタイトルに対応しており、また対応タイトルは定期的に入れ替わるため、価格から考えれば十分すぎるほど遊び倒せると思います。
クラウドプレイではない
Game Passはあくまでサブスクリプションサービスであって、クラウドプレイではありません。
そのため各ゲームの推奨スペックを満たしたPCが必要になりますので注意が必要です。
※コンソール版の場合は当然GamePassに対応したXBOXシリーズのハードが必要です!
EA Playの特典
Game Passに登録すると、特典としてEA Playのメンバーシップが付属します。
EA PlayとはEAが提供するサブスクリプションサービスで、対応タイトルが定額で遊びたい放題になる、Game Passと同じようなサービスです。普通にEA Playに加入した場合、518円の月額料金がかかります。これが実質無料で遊べるということですから、かなりお得ですよね。
EA Playには、FIFA 2020やジェダイフォールンオーダーなど、EAが誇る人気ゲームが数多くラインナップされています。
ただし、このEA Playが付属するのはPC・Ultimateプランのみですので注意が必要です。
Game Passのおすすめタイトル
それでは、Xbox Game Passで遊べる目玉タイトルをいくつかご紹介します。
ドラゴンクエスト11S 過ぎ去りし時を求めて
大人気の国産RPGシリーズの最新ナンバリングタイトルです。もともと「ドラクエ11」は2017年にPS4、3DS用ソフトとして発売されたタイトルですが、2019年に追加要素をプラスしたSwitch移植版(実質完全版)「ドラクエ11S」が登場しました。そしてその11Sが2020年にSteamにて国内向けPC版が解禁された、という若干ややこしい歴史を持つゲームです。
そんなこんなで、
「ドラクエ11はPS4でプレイしたけど11Sはやったことない、でもわざわざ買いなおすのはなぁ~」
と思っている方は多いのではないかと思います。そんな中このドラクエ11SがGamePassに対応したことは、ある種の救済措置にすら感じます。
王道のターン制バトルシステムを次世代機のグラフィックで楽しめる、これだけでシリーズファンにとっては十分垂涎ものです。またストーリーは意外とオトナ向けといった感じで、主人公に感情移入したり、思わず涙するようなシーンも。
元々のメインシナリオだけでも十分なボリュームでしたが、更に11Sで追加されたやりこみ要素が加わり、相当なやりごたえがあります。
ドラクエファンの方もそうでない方も、ぜひおすすめしたいタイトルです!
THE MEDIUM
2021年1月に発売され、そのまま速攻でGamePassに対応となった話題の新規タイトルです。開発は「Blair Witch」などで知られるBloober Team。重厚なストーリーや繊細な心理描写に定評があるイメージです。
霊能力者の主人公を動かしてプレイするホラーアドベンチャーゲームで、どちらかというと謎解き要素の強い印象。ホラーが苦手な方でも、そこまで過剰に敬遠しなくても大丈夫だと思います。
Bloober Team製ゲームの特色は本作にも生きていて、ストーリーや心理描写に関してはかなりクオリティが高いと思います。ただ2021年のゲームにしては若干操作性が悪いかな…とは感じました。
ボリューム的にもそこまでガッツリという感じではないので、GamePassに加入したものの、どのゲームから遊ぼうかな~と決めかねている方にもおすすめです!
Outer World
2019年(Steam版は2020年)に発売された1人称視点のオープンワールドRPGです。
SFチックな世界観のゲームで、コールドスリープから目覚めた主人公がコロニー破壊を目論む陰謀に巻き込まれていく、というようなストーリです。舞台が宇宙になったFallout4みたいな印象です。
主人公の行動や選択によってストーリーが変化していくオープンワールドゲームで、自由度は高めです。各所に散りばめられたブラックジョーク的な要素もFalloutっぽさを感じさせます。
キャラメイクも一応できますが、そこまでガッツリって感じではないので、そこはあまり期待しないほうがいいかもしれませんね。
シナリオのボリュームはぼちぼちなので、こちらも比較的気軽に遊べると思いますよ!
気軽に遊べるのもサブスクの嬉しい所
CODE VEIN
バンダイナムコから2019年にリリースされた、アニメ調グラフィックの国産死にゲーです。
バンナムといえばゴッドイーターシリーズが有名で、ゴッドイーターの世界観にダークソウル系のゲームシステムを流用した、ソウルライクなアクションゲームです。
ソウルライクといえば聞こえはいいですが、実際は劣化版ダークソウルという印象です。ただダークソウルシリーズのダークファンタジーな世界観が苦手、という方にはこちらのCODE VEINの方がおすすめです。また死にゲーといっても、難易度も比較的易しめに感じたので、死にゲー初心者の方にもおすすめのタイトルだと思います。
一部ではコードボインなんて呼ばれたりもするこのゲームですが、ゴッドイーターシリーズと同じく胸が大きい&露出度の高いキャラがたくさん登場します。その辺りをどう感じるかは人それぞれだと思いますが、ゲームの一要素として片付けるには少々主張が激しい感じもしますw
フルプライスだと手が出しずらい作品かもしれませんが、死にゲーがお好きな方ならサブスクで気軽に遊ぶにはちょうどいいかもしれません。
最後に
いかがでしょうか。このほかにも多数の対応タイトルが用意されていますので、気になった方はぜひ一度公式ページからチェックしてみてください。
最後にGamePassについて3行でまとめると
- 定額で好きなだけ遊べて超お得
- PC版、コンソール版で対応タイトルが違うので注意
- フルプライスだと手が出せなかったゲームも気軽に遊べちゃう!
という感じです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。この記事が皆様のゲームライフを豊かにする一助になれば幸いです。このほかにもゲームに関する情報を色々と発信しておりますので、チェックしていただけたらとても嬉しいです!
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