Steam、Epic Games、GOGなど、PCゲームの購入方法はたくさんありますが、結局どこで買えばいいのか?おすすめのストアやお得に購入する方法など、PCゲーム初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説していきます!
そもそもどんな購入方法がある?
PCゲームを購入する場合、大きく分けて次の3つの購入方法があげられます。
- Steamなどのストアで購入する
- AmazonやDMM.GamesなどでROMを購入する
- ORIGINやUBIなど、ゲーム会社から直接購入する
この3つの方法はそれぞれどう違うのか、なぜストアでの購入がおすすめなのか。この記事ではそのあたりを詳しく解説していきます。
結局ストアで購入するのがおすすめ
PCゲームを購入する方法として現在最も主流なのがこの「ストアから購入する」というパターンです。
- Steam
- Epic Games
- GOG
大体この3つのストアが主流だと思っていただいて間違いないでしょう。
docomo・au・softbankみたいな感じ
ストアについてめちゃくちゃ噛み砕いて説明すると、楽天市場やAmazonなどのモールみたいなものです。歯ブラシを楽天で買ったりAmazonで買ったりヤフーショッピングで買ったりするのと同じように、CyberPunk2077をSteamで買ったりEpicで買ったりGOGで買ったりするわけですね。
楽天やAmazonなどの場合、その中に出品者がたくさんいて、同じ商品を複数のショップが出品していることもありますが、PCゲームストアの場合そういう構造にはなっていませんし、商品が郵送されてくることもありません。少し専門的な話になりますが、Steamなどのストアはデジタルコンテンツ(この場合ゲーム)を使用する権利の販売代理店である、というのが正しい位置づけです。各ゲーム会社と契約して、「ゲームを遊ぶ権利」をユーザーに販売してますよ、という感じですね。そのためアナログな「形ある物」の取引はありませんし、いろんなお店からメルマガが来まくるみたいなこともありません。
ゲームを購入すると、そのゲームをダウンロードして自分のパソコンで遊べるようになるだけです。つまり、遊ぶ権利をゲットしたという事になるわけです。
ストアで購入するメリットは?
まず一番のメリットはゲームの管理が非常に楽になるという点でしょう。購入して、インストールして、起動して遊ぶ。本当にこれだけでゲームが遊べちゃうんだから楽な話ですよね。
CD-ROMや外箱が部屋にたくさんたまって邪魔になってきたな…というような事態にも陥りにくいため、そういった意味でも非常におすすめの購入方法です。
PCの容量がキツくなってきたら、一旦ゲームをアンインストールして、後でまた再インストールするというような事も自由に行えますので、デジタルコンテンツだからと言って不便を被るようなことはまずないと思います。
ROM購入やゲーム会社からの直接購入をおすすめしない理由
先ほどゲームの購入方法を3つ挙げましたが、なぜストアからの購入をそんなに推すのか?ストア以外の購入はなぜおすすめしないのか?という点について解説していきます。
一番の理由は「ストア以外で買うメリットが特にないから」です。より正確に言えばストアで買うメリットを上回らないから、という感じでしょうか。
先ほど説明したように、AmazonなどでゲームのROMを購入すると、それだけゲームの管理が面倒になります。インストールの際にディスクを読み込む手間、再インストールする際はディスクを引っ張り出してくる手間もかかります。あとこれは個人的な意見ですが、ゲームの外箱やROMが部屋を圧迫するのはあまり好しくないように思います。
また、最近は光学ドライブを搭載していないゲーミングPCも結構あると思いますので、そもそもCD-ROM読み込めないよというゲーマーも結構いらっしゃるのではないでしょうか。
ROMで購入した場合、中古でROMを売却できるというメリットが一応ありますが、PCゲームをROMで購入したい人がそもそも少数派だと思うので、あまり盛んな取引は期待できません。そのため、デメリットを我慢してまでROMで購入するメリットとは中々言えないかなと思います。
「コレクター気質の方だから形に残るものが欲しい!!」
という方にはおすすめの購入方法かも
また、ゲーム会社から直接購入する方法も、同じようにあまりメリットを感じません。例えばSteamでゲームを購入すれば、ゲーム会社や販売元に関係なくSteamのクライアントソフトで所持しているゲームを一括管理することが可能です。しかしゲーム会社から直接購入する場合、メーカーの数だけゲームの管理ソフトをインストールしなければいけません。そもそも、クライアントソフト込みでゲームを直売しているメーカーなんて数が限られていますし、あまり現実的な選択肢とは言えないかもしれません。
ほとんどの場合メーカー直だから安い、みたいなこともありませんので、やはりストアで購入するのがおすすめです。
どのストアで購入するのがおすすめ?
先ほどもご紹介したように、PCゲームを購入する場合
- Steam
- Epic Games
- GOG
これら3つのストアから購入するのが現在の主流だと思います。では、この3つのストアにはそれぞれどんな違いがあるのでしょうか。
Steamとは
Steamとは、アメリカのValve Corporationによって運営されているデジタルコンテンツの販売ストアです。ゲームのダウンロード販売ストアとしては世界最大級のシェアを誇る老舗ストアです。
Steamで購入するメリット
Steamで購入するメリットとして
- 大規模なシーズンセールや常時開催セールでかなり安く買える
- コントローラーの設定などが細かく行える
- ユーザー数がとにかく多い
の3点が大きいかなと思います。
Steamではサマーセールやオータムセール、ホリデーセールなど、定期的に大規模なシーズンセールが開催されます。人気タイトルが50%オフ、なんてこともザラです。ROMを中古で買うより入手の確実性が高く、場合によってはもっとお得に購入出来ることもあると思います。この点がストアでの購入を強くオススメする理由でもあります。ダウンロード版の方が安いならダウンロードでよくないですか?という。
次に、Steamはコントローラーのコンフィグを細かく設定することが可能です。例えばコントローラーのLTとセレクトボタン同時押しでスクショを撮影、みたいなオリジナルのコマンド設定も出来てしまうわけです。パット派の自分にとって、ワンアクションでスクショが撮影出来るのは非常にありがたいです。コンフィグ用のソフトを後からインストールする手間も省けますしね。
最後に、Steamはとにかくユーザー数が多いです。そのためあらゆる情報がネット上に溢れています。コントローラーの設定やゲームが起動出来ない原因など、大体のトラブルはググれば解決します。
Epic Storeとは
Epic Storeとは、アメリカに本社を置く大手ゲーム会社Epic Gamesによるゲームのダウンロード販売ストアです。超有名なゲームエンジンUnreal Engineの開発元として知られる超ビック企業ですが、ストアとしての歴史はまだ浅めです。
Epic Storeで購入するメリット
Epic Storeで購入するメリットとしては
- 不定期開催されるセールやフリープレイキャンペーンでお得にゲームを買える
- Epic Store限定で先行リリースされるタイトルがある
以上の2点が大きいと思います。
セールやキャンペーンについてはSteamと同じく、大幅なディスカウントによってお得にゲームを購入することが可能です。また、定期的にフリープレイキャンペーンを行っており、期間中対象のゲームを無料でプレイすることが可能です。さすがに、超ビッグタイトルが無料!みたいなことは中々ありませんが、インディーゲームがお好きな方にとってはとても嬉しいキャンペーンだと思います。
また時々、Epic Store限定で先行発売を行うタイトルがあるという点も大きなメリットだと思います。最近ではOuter WorldやMetroExodus、DeathStrandingなどが先行販売されていましたね。要するにEpic社が各ゲーム会社に対し「お金あげるから最初うちだけで売りませんか?」という契約を持ちかけることで実現しているわけです。
Epic Storeで先行販売が決定しているゲームをプレイしたい場合、
- コンシューマー版を買う
- 他のストアで発売されるのを待つ(半年~1年くらい)
- 素直にEpic Storeで買う
の3択になるわけですから、何かを我慢することなくPC版を最速で入手できるという点は大きなアドバンテージだと思います。
この先行販売に対しては批判も結構あり、例えばSteam派ユーザーに取ってみれば「欲しいゲームがなんでEpicでしか買えないんだ!」みたいな話になるわけです。ただ、あくまでこの記事では各ストアの違いが本題ですので、その辺りのいざこざに関する詳細は割愛します(笑)
GOGとは
GOGとは、ウィッチャーシリーズやサイバーパンク2077でおなじみCD Projekt社によるゲーム配信プラットフォームです。ウィキペディアによれば、CD Projektの完全子会社「GOG Limited」によって運営されており、本社はキプロスという国にあるそうです。
GOGで購入するメリット
GOGストアの最大の特徴・メリットとして、取り扱いゲームがすべてDRMフリーであるという点が挙げられます。DRMとは、違法な複製(海賊版など)を防ぐためのコピーガードのようなものであり、DRMフリーとはそういった制限を取っ払った状態のデジタルコンテンツを指します。
※DRMフリーに関して、こちらの記事で詳しい解説をしておりますので気になる方はぜひ!
ユーザー目線で考えると
「そもそも違法にコピーしようなんて思ってないしメリット薄くない?」
という感じがしますが、実際には
- オフラインでもゲームが起動できる
- クライアントソフト(SteamやGOG Galaxyなどのソフト)を起動しなくてもゲームがプレイできる
などのメリットがあります。クライアントソフトの起動が面倒だなと感じる方や、オフライン環境でゲームをプレイすることが考えられる方にとっては大きなメリットだと言えます。
ただ正直、私個人の意見としてはそこまで大きなメリットだとは思っておりません。オフライン環境でゲームをプレイするケースの方が珍しいと思いますし、クライアントソフトの起動もそこまで負担や手間に感じたこともありませんしね。
SteamやEpicと比べると日本人のユーザー数は少ない印象がありますし、ストアの見やすさ・使いやすさやコントローラー設定の自由度などが他の2つに比べ劣っているため、DRMフリーに大きなメリットを感じない方はSteamやEpicで購入した方が無難かもしれません。
まとめ
最後にこの記事の内容をまとめると
- Epic独占タイトルの場合はEpic Storeがおすすめ
- DRMフリーにメリットを感じる場合はGOGがおすすめ
- どちらも当てはまらないならSteamが一番おすすめ
という感じです。
いかがでしたでしょうか。この記事がゲームライフの一助になれば幸いです。このほかにもゲームに関する情報を色々と発信しておりますので、チェックしていただけたらとても嬉しいです!
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